なでしこ狩野監督、石井正忠コーチ招聘の経緯を説明 攻撃面を担当へ
日本女子代表(なでしこジャパン)の狩野倫久監督(50)は22日、10月の欧州遠征メンバー発表会見に出席し、石井正忠コーチ(59)の招聘経緯とチーム内での役割を説明した。石井コーチの入閣は今月18日に発表されており、今回の活動からチームに帯同する。新体制ではチーム全般を見渡しながら、主に攻撃面を担当することになる。
狩野監督は就任当初からアシスタントコーチの増員を構想し、6月の時点で選手にも「テクニカルを含めた全体のアシスタントコーチをもう一人加える」と伝えていたという。石井コーチは以前から候補の一人で、関係者間の協議を重ねた末に招聘が決まった。狩野監督は「監督、コーチとしての実績と経験、それに対する石井さんの人柄や人間性。そういった部分をすべて加味した上で判断した」と述べ、選手とスタッフ双方にとってプラスとなり、チームをしっかり構築できる人物だと評価した。
石井コーチは鹿島アントラーズ監督として2016シーズンにJ1優勝と天皇杯制覇の2冠を達成するなど、国内タイトルを獲得してきた。大宮アルディージャやタイのブリーラム・ユナイテッドでも指揮を執り、23年からはタイ代表監督も務めるなど、国内外で経験を積んでいる。佐々木則夫女子委員長は、狩野監督と「監督より年齢が上でもいいので、経験豊富な方を一人、バランスを持ちながら加えたい」と以前から話していたことを明かし、複数候補との調整を経て狩野監督の要望にも合う石井コーチの承諾を得たと説明した。
新体制では内田篤人コーチが守備、近賀ゆかりコーチがセットプレーなどを担当し、石井コーチが攻撃面を主に担う。佐々木女子委員長は、近賀、内田両コーチもそれぞれの能力を生かして良好な関係の中でチームを運営しているとし、「今回、石井コーチを招聘することが監督の理想やリクエストに叶った。監督の理想とする体制が整ったと考えている」と語った。狩野監督は、今春の就任決定から始動までの準備期間の短さやアジア競技大会との兼ね合いでスタッフの一部入れ替えがあったと説明した上で、「ここからしっかりと構築し、(来年の)ワールドカップに向かう体制を整えることができた。選手、スタッフ一体となってギアを上げていきたい」と力を込めた。
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