横浜FM谷村海那、上田綺世から刺激 28歳で初招集の日本代表FWが示す決意

記者会見で真剣に答える監督姿のサカ丸のイラスト

JFLで社会人キャリアを始めて7年目を迎えた横浜F・マリノスのFW谷村海那が、遅れてきた東京五輪世代として日本代表にたどり着いた。今年のJ1百年構想リーグとJ1リーグ戦を通じ、日本人最多となる16ゴールを記録した活躍が評価され、28歳でA代表に初招集された。谷村は欧州組がそろうチームに加わった現状について、「名前も知られていなかったと思う」としながら、日々の練習で代表デビューをアピールしている。

24日のキリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦ではベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。試合は途中出場したFW塩貝健人とFW上田綺世が後半アディショナルタイムに劇的な2ゴールを決め、勝利を収めた。谷村はベンチから見守り、とりわけ1学年下の上田のプレーから大きな刺激を受けたという。

谷村は上田について、「裏に抜けるタイミングもそうだし、得点シーンは後ろから走っていた。ああいうのは走力がないと無理だと思うし、チームとしても求めていることだと思う。自分もああいうことができたら」と語った。エースとしての得点力だけでなく、パスを信じて走り込む姿勢にも感銘を受けた。国士舘大出身の谷村は大学時代、上田を擁する法政大と関東大学リーグで対戦しており、「彼は大学の時から別格だったので」と振り返った。

上田が大学在学中に鹿島でプロ入りした一方、谷村は大学卒業後、当時JFLだったいわきに加入した。谷村は「J3にいる時は一緒にやる時はないだろうなと思っていたけど、こうして一緒にやれて、同じピッチに立つことができて嬉しい」と率直な思いを明かした。98年早生まれで東京五輪世代の年長組でもある谷村は、同じ大卒のMF相馬勇紀、FW前田大然、FW小川航基、MF堂安律、MF田中碧らの活躍を当時は「意識していなかった」という。

谷村は「そこまで行ける選手だと自分では思っていなかったし、そこまで上を見ていなかった」と述べ、J3時代にJ1クラブとの練習試合で感じたスピード感やトラップの質を回想した。その頃はチームでも出場しておらず、「自分はこの中に入ってもできないだろうな」「届かない存在だなと思っていた」と明かす。それでも現在は代表練習でロンドやポゼッションに適応し、「FWもボールに関わることを求められているのでやっていかないといけない」と奮闘中で、「自分の強みはクロスからの駆け引き。クロスが多くなれば決められる自信はある」と、ウイングバックを使った第2次体制からのサイド攻撃で持ち味を示す考えだ。

サカ丸

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