伊藤洋輝、バイエルンで出場10分 冬の放出にも高い障壁か
日本代表DF伊藤洋輝は、この夏にバイエルン・ミュンヘンを退団する可能性が報じられたものの、クラブに残留した。だが、現在も放出候補のひとりとみられており、他クラブで出場機会を得るための移籍には高いハードルがあるようだ。ドイツメディアは、伊藤がバイエルンで厳しい立場に置かれている現状を伝えている。
ドイツ『フースバル・トランスファーズ』は21日、「移籍候補:バイエルン・ミュンヘンで敗者となった2人」と題した特集記事を掲載した。同メディアはそのひとりとして伊藤を挙げ、「昨季終盤、コンパニ監督は積極的にターンオーバーを採用していた」と説明している。伊藤は重傷を負ったにもかかわらず、昨季は公式戦23試合に出場していたという。
一方で、今季の伊藤に与えられたプレータイムは「10分間にとどまっている」と報じられた。センターバックではダヨ・ウパメカノ(27)、ヨナタン・ター(30)、キム・ミンジェ(29)が伊藤よりも「はるかに序列で上」とされる。さらに伊藤が起用可能な左サイドバックでも、新加入のネイサン・ブラウン(23)と、復調を果たしたアルフォンソ・デイヴィス(25)が競争相手として立ちはだかっている。
バイエルンの余剰戦力とみられる伊藤について、同メディアは冬の移籍市場における事情にも言及した。「問題は、特にセンターバックのポジションを考えると、バイエルンは冬に伊藤を代役なしで簡単に放出することができない点にある」と指摘している。出場機会が限られる一方で、守備陣の選手層を考えればクラブも放出を決断しにくく、現状のままシーズンが進んだ場合にはバイエルンで飼い殺しとなる可能性もあるとみられる。
伊藤とバイエルンの契約は2028年6月末までとなっている。バイエルンはVfBシュツットガルトから移籍金2350万ユーロ、約40億円で伊藤を獲得した。契約期間と獲得時の投資額を踏まえると、完全移籍だけでなく、期限付き移籍による放出も今後の選択肢のひとつとして考えられる。
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