U-21日本代表、大岩監督が北朝鮮戦へ「ピッチの中でのプレーに集中したい」
U-21日本代表の大岩剛監督は25日、豊田市内での練習後、26日に行われるアジア競技大会準々決勝の北朝鮮戦に向けて取材に応じた。日本は前回大会に続き、準々決勝で北朝鮮と対戦する。大岩監督は相手について「あまり左右されずに、しっかりピッチの中でのプレーに集中したい」と語り、試合外の要素に惑わされない姿勢を強調した。
大岩監督がパリ五輪世代を率いた2023年の前回・杭州大会でも、日本は準々決勝で北朝鮮と対戦し、2-1で勝利した。当時は北朝鮮に6枚のイエローカードが提示され、DFキム・ユソンが日本チームのスタッフから給水ボトルを強引に奪おうとして警告を受けた。試合終了後には複数の北朝鮮選手が主審に詰め寄り、激しいプレーや試合中、試合後の振る舞いによって会場が騒然となった。
前回の一戦に出場した北朝鮮選手では、キム・ユソン、同点ゴールを決めたMFキム・ククボム、GKカン・ジュヒョク、DFペク・チュンソン、MFリ・イルソンの5人が今大会にも登録されている。A代表での出場歴を確認できた選手も、少なくとも11人いる。北朝鮮はグループリーグで中国に1-2、UAEに0-0とし、2試合終了時点ではB組3位だったが、最終節でイランに4-1と逆転勝ちし、B組2位で決勝トーナメントへ進んだ。
大岩監督は北朝鮮について「組織立って攻守においてアグレッシブにやってくる」と評し、身体の強さにも警戒を示した。前回大会での出来事を選手に伝えたかとの問いには「特にないですよ」と答え、「いろんな部分で我々を動揺させようということはあると思うが、いかにピッチの上でプレーに集中するか。選手にはゲームに集中してほしい」と強調した。DF市原吏音(AZ)も「全員で話して、ピッチ外でもピッチ内でも、そういう挑発はあるかもしれない。だけど、それに乗らないというのは全員で喋ったし、監督も話している」と明かした。
市原は「どういう相手なのか、どういうことをやってくるのかはある程度予想もできるし、分析もしている。自分たちのやるべきことにフォーカスしながら、左右されることなく戦いたい」と続けた。日本はグループリーグ3試合で12得点無失点、全勝で首位通過し、25日の練習には23人全員が参加した。大岩監督は選手に「3試合の積み上げをしっかり踏まえた上でプレーしよう」と伝え、「相手も同じ。勝敗に気持ちを持っていかれるよりも、ピッチの上で相手をどう攻略していくかにフォーカスしたい」と語った。ロス五輪世代の選手たちと前回大会を知る指揮官は、プレーへの集中を共有して負ければ終わりとなる準々決勝へ臨む。取材・文=石川祐介。
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