仙台DF井上詩音、10針の負傷乗り越え昇格へ闘志「次節絶対勝ちましょう」
ベガルタ仙台は9月13日、ユアテックスタジアム仙台で行われた2026/27明治安田J2リーグ第6節で北海道コンサドーレ札幌と1-1で引き分けた。連勝は止まったものの、リーグ戦では4試合負けなしを維持している。2025年に名古屋グランパスから完全移籍で加入した在籍2年目のDF井上詩音は、3バック中央で最終ラインを率い、背番号44の「クレイジーボーイ」として人気を集める。
井上は札幌戦の40分、相手選手とのヘディングの競り合いで頭部を負傷した。治療後には1、2、3回と大きく跳び、「みんなに『大丈夫だよ』っていう意味で、雰囲気を盛り上げようと思ってやりました(笑)」と説明した。頭に包帯を巻いて最後までプレーし、開幕からのフルタイム出場を継続。終盤にはMF武田英寿のFKへ飛び込み、クロスバーを直撃するヘディングシュートも放った。
試合後の左目は視界を遮るほど腫れ、井上は自撮り写真を示して「これ、自撮りしました(笑)。10針。めっちゃ細かく縫ってもらいました」と明かした。翌日にはSNSに腫れた左目の写真を投稿し、「I’m OK I’m CRAZY BOY 次節絶対勝ちましょう」とサポーターへ発信した。チームは9月17日に2日間のオフを経て練習を再開し、井上は青あざを残しながらフルメニューを消化。「さすがに(怪我した)1日目は目が開かなかったけど、今は全然余裕です!」と語った。
仙台はJ1昇格候補として今季を迎え、第6節終了時点の1試合平均被ゴール期待値0.8はJ2の20チームで最少となっている。森山佳郎監督は井上について、「ラインコントロール」「スピード」「咄嗟のところでの対応力、判断力」「リーダーシップ」を評価した。井上も「ハイラインでやれるのは僕の強み」と手応えを語る一方、無失点は第2節大分トリニータ戦と第3節ヴァンラーレ八戸戦だけで、直近3試合は前半に失点している。
札幌戦では22分、自陣左からのクロスでGK林彰洋との連係が合わず、FW大森真吾にヘディングで決められた。井上は「僕のせいで失点しちゃった」「あれは僕の判断ミス。クリアできるボールだった」と反省し、第5節湘南ベルマーレ戦でもクロスから失点したことを踏まえ、「僕が中心となって声をかけて、うまく守っていきたいです」と誓った。次戦から栃木シティ、いわきFCとのアウェイ2連戦に臨み、10月4日の第9節ジュビロ磐田戦を含む10月のホーム4試合へ向け、「ここで落としたら、昇格なんか口にしていられない」「絶対に勝って、ホームに乗り込みたい」と闘志を燃やしている。
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