フィオレンティーナ、開幕3連敗でグロッソ監督を解任 パラーティチ氏との口論報道も

会見で考え込む選手姿のサカ丸のイラスト

クラブ創設100周年を迎えるフィオレンティーナは、セリエA開幕から3連敗を喫し、現地時間9月6日深夜23時23分、就任直後のファビオ・グロッソ監督を解任した。クラブは「フィオレンティーナは、ファビオ・グロッソが6日付で男子トップチームの監督職を解かれたことを伝える」と発表したが、感謝の言葉は記されなかった。大型補強を敢行した記念シーズンは、わずか3試合で指揮官交代に至る異例の展開となった。

チームはプレシーズンマッチでレアル・マドリードと引き分け、コッパ・イタリアのベスト32ではベネヴェント・カルチョを4-1で破ってベスト16へ進出していた。ただし、この試合で得点したロベルト・ピッコリとモイス・キーンは、それぞれボローニャFC、コモ1907へ移籍している。セリエAではASローマに0-4、フロジノーネ・カルチョに0-3で敗戦し、ルイ・コスタ、ルーカ・トーニ、クラウディオ・ラニエーリ、チェーザレ・プランデッリ、ガブリエル・オマール・バティストゥータらが見守ったメモリアルマッチでも昇格組に屈した。

9月4日の第3節トリノFC戦では、マテオ・ペジェグリーノが47分に今季リーグ初得点を記録した。しかし74分、今夏に退団を余儀なくされたロランド・マンドラーゴラに同点弾を許し、さらにチェ・アダムスに逆転弾を決められて1-2で敗れた。フィオレンティーナは勝ち点0で最下位に沈み、2025/26シーズンの開幕3試合で2分け1敗、勝ち点2だった時をも下回る最悪のスタートとなった。

本拠地アルテミオ・フランキでは「グロッソを解任させろ!」とのチャントが響いたが、試合翌日の6日にはクラブも本人も続投の意向とみられた。11日のヴェネツィアFC戦、15日のコッパ・イタリア・ベスト16のピサSC戦、20日のナポリ戦を経て判断される見通しだった。だが専門サイト『ViolaNews』の有効回答5096人による調査では72%が即時解任を支持し、21%がヴェネツィア戦までの猶予、7%が続投支持を選んだ。

元フィオレンティーナGKのエミリアーノ・ヴィヴィアーノ氏は『SportiumFUN』で、「3試合を終えて、一つも良い面がなかった」「グロッソが続投することは“自殺行為”に等しかった」と批判し、トリノ戦35分時点のポゼッションが28%対72%だったことにも言及した。『ラ・ガッゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、スポーツディレクターのファビオ・パラーティチとグロッソは6日夜に口論となり、グロッソは「私を大切に思ってくれるなら、解任してください」と告げたという。クラブは今夏に13人を獲得し、総額1億3000万ユーロ以上(約243億円)を投じ、レアル・マドリードからフランコ・マスタントゥオーノも期限付きで迎えたが、後任にはチアーゴ・モッタ、イーゴル・トゥードル、ラッファエーレ・パッラディーノ、アウレリオ・アンドレアッツォーリらの候補を経て、パオロ・ヴァノーリが任命された。

サカ丸

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