エムバペのバロンドール発言にウムティティ苦言「受賞者を決めるのは彼ではない」

腕時計を指して苛立つ監督姿のサカ丸のイラスト

レアル・マドリード所属のフランス代表FWキリアン・エムバペによるバロンドールをめぐる発言が、波紋を広げている。エムバペは先日、仮に自身が投票する立場であれば、バロンドールの受賞者として自分に投票すると発言した。スペイン紙『MARCA』は9日、この発言に対して元フランス代表DFサミュエル・ウムティティが苦言を呈したと報じた。

ウムティティはフランスのRMCの番組『After Foot』に出演し、同胞エムバペについて見解を述べた。「エムバペは自信家だ。この賞を誰が受賞する資格があるのかについて話すのは、彼が決めることではない。ピッチで起きていることに集中すべきだ」と語った。個人賞の行方を論じるよりも、ピッチ上でのプレーへ意識を向けるべきだとの考えを示している。

さらにウムティティは、エムバペの得点力とパフォーマンスを評価しつつも、受賞者を決める権限は本人にはないと強調した。「誰もが彼が多くのゴールを決め、良いパフォーマンスを見せたことを理解している。しかし、『誰がバロンドールを獲得すると思う?』と聞けば、結局のところ彼は自分自身がふさわしいと言うだろう。だが、受賞者を決めるのは彼ではない」と続けた。

また、ウムティティは現在のバロンドールそのものにも疑問を投げかけた。「私はこの授賞式すら見ていない。アタッカーにとってバロンドールを獲得することは素晴らしいことだ。しかし、この授賞式はその意味をすべて失ってしまった。チームスポーツであるサッカーにとって、とても有害だ。人々は集団でのタイトルよりも、バロンドールの獲得をずっと意識するようになっている」と指摘した。チャンピオンズリーグをチームで制しても自分のことだけを考える例があるとし、「数字の話になるが、それだけでは十分ではない。サッカーは数字だけで決まるものではない」と主張。リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの時代以降はトロフィーを見ていないとも明かし、両者は重要タイトルがなくともシーズンの出来が素晴らしかった一方、現在は他選手を明確に上回る偉大な選手が必ずしもいるわけではないと語った。

サカ丸

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