ヤマルのバロンドール論にバイエルン反応 ケインは「ピッチ上で語る」

記者会見で笑顔を見せる監督姿のサカ丸のイラスト

バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルのバロンドールをめぐる発言に対し、バイエルンの関係者が冷静な見解を示した。ドイツメディア『スカイ』のケリー・ハウ記者らが18日に伝えている。先日にはバロンドール候補者30人が発表され、「本命」不在の接戦になることが予想されている。

ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、FIFAワールドカップで得点王となったキリアン・エンバペは、「僕より優れた選手はいなかった」と自信をのぞかせていた。一方、ラ・リーガとFIFAワールドカップを制したヤマルは、受賞者を決める尺度が得点数だけであってはならないと訴えた。ヤマルは「バロンドールは、世界最高の選手に贈られるべきだと思う。それだけの話だ。80ゴールを決めた選手に贈るものではない」と語っている。

さらにヤマルは、「『得点王』とは全く別物なのに、人々はそれを理解していない」と主張した。その上で、世界最高の選手とは試合を見ている人に「この選手は他の誰とも全く違う」と感じさせる選手だと説明した。最多得点者や最多タイトル獲得者ではなく真に最高の選手へ賞が贈られれば、「その真の価値を取り戻すことになるだろう」と続けた。この言葉はエンバペに加え、昨シーズンにバイエルンとイングランド代表で計73ゴールを記録し、ゴールデンシューを獲得したハリー・ケインへの牽制とも受け取られている。

これを受け、バイエルンのマックス・エバールSD(スポーツディレクター)は「ある程度の選挙運動は避けられないものだ」とコメントした。一方で「最高の選手とは、そういったキャンペーンなどする必要がない人たちのことを指す」と述べ、持論を示した。ケインは「自分のことについて話すのはあまり好きじゃない。僕はピッチ上で語る。この件については、誰もがそれぞれの意見を持っている。それでいいんだ」と論争への参加を避けた。

ケインはヤマルについて、「素晴らしい選手だ。彼は素晴らしいシーズンを送った」と評価した。また、バロンドール候補については「他にもたくさんいる。エンバペ、ミカエル(オリーゼ)、ロドリ。候補はたくさんいるね」と言及した。得点記録やタイトル、個人のインパクトをめぐる議論が続くなか、バイエルンの関係者は過熱する論争に距離を置く姿勢を見せている。

サカ丸

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