ユヴェントス、史上初の「伊国人ゼロ」先発 サッスオーロに敗れ補強策にも疑問
ユヴェントスは9月13日、セリエA第4節でマペイ・スタジアムにてUSサッスオーロと対戦し、2-3で敗れた。129年の歴史を持つクラブで、先発したGKグリエルモ・ヴィカーリオ以外にイタリア人はおらず、フィールドプレーヤーが全員外国籍となるセリエA史上初の事態となった。65分にセバスティアン・エスポージトに先制を許し、コソヴォ代表FWエドン・ジェグロヴァの得点で2度追いついたが、アディショナルタイムにヴァシリエ・アジッチに決勝点を奪われ、終了までイタリア人フィールドプレーヤーは投入されなかった。
今季からユーヴェCEOを務めるジョヴァンニ・カルネヴァーリは、昨季までサッスオーロのゼネラルマネージャーだった。決勝点のアジッチもユーヴェからサッスオーロへレンタル加入しており、同クラブのアルベルト・アクイラーニ監督は、ルチャーノ・スパッレッティ監督がASローマを率いた時代の教え子だった。スパッレッティ監督は『Sky Sport』に「失点のうち2点は、バランスを失ったことで生まれた」としつつ、逆転を目指した結果で「試合をひっくり返すだけの価値があった」と語った。
同監督は、攻撃を完結できず勢いを失い、順位面などで大きな代償を払う敗戦だったと認めた一方、「勝ちに行くよう求めたのは私だ」と強調した。29歳のヴィカーリオも「ユーヴェがあのような形で失点を喫してはいけない」「あまりにも無謀に攻めすぎた」と話し、1週間を通じて同様の注意を重ねていたと明かした。トッテナム・ホットスパーFCからシーズン終了までのレンタルで加わった新守護神には、800万ユーロ(約14億円)の買い取りオプションが付くが、単年契約で来季の残留は不透明とされる。
昨季6位でチャンピオンズリーグ出場権を逃したユーヴェは、4試合で2勝1分け1敗、6得点4失点の8位となり、昇格組フロジノーネ・カルチョを下回る。ケナン・ユルディズ、ケフラン・テュラム、マヌエル・ロカテッリが長期離脱する中、クラブは今夏にリーグ2位の約1億6400万ユーロ(約295億円)を投じ、復帰組を除いて9人を獲得した。残留を目標に約1350万ユーロ(約24億円)を補強へ使ったサッスオーロに敗れたことが、補強方針への疑問を強めている。
ランダル・コロ・ムアニは2025年冬にパリ・サンジェルマンから加入し、チアゴ・モッタ、イーゴル・トゥードル両監督の下で16試合8得点を記録したが、昨季のトッテナムFCではプレミアリーグ30試合1得点だった。ユーヴェは同選手に3800万ユーロ(約69億円)に最大1200万ユーロ(約22億円)のボーナスを加えた移籍金を支払い、“2年越しの恋の末の再会”を実現した。9月1日にはスパッレッティ監督が望んだ大型FW、ドイツ代表ニック・ヴォルテマーデをニューカッスル・ユナイテッドから有償レンタルで獲得したが、昨季は同クラブで33試合8得点、ユーヴェでは2試合無得点となっている。
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