J2序盤で監督人事に緊張感 川井監督ら5人を解任危機と評価
2026/27シーズンの明治安田J2リーグは開幕から約1か月が経過し、今季からの秋春制移行により各クラブは過密日程や気候への対応、速やかな結果を求められている。9月上旬にはいわきFCの田村雄三監督が成績不振で辞任を申し出て、9月21日には最下位だったFC今治がアベル・モウレロ監督を解任した。J1昇格とJ2残留を目指すなか、監督人事をめぐる判断の早さが際立っている。
解任危険度第5位は、11位モンテディオ山形の横内昭展監督で、評価は★☆☆☆☆となった。2025シーズン途中の就任後に武器としていた素早いネガティブトランジションとサイド起点の崩しは影を潜め、第4節終了時の3勝1敗から甲府戦1-2、新潟戦0-1、富山戦0-2と3連敗した。屈指とされる選手層を抱えながら無得点と決定力不足が続き、J1昇格目標との隔たりやサポーターの不満が広がる中、連敗を止められなければフロント介入の可能性もある。
第4位は16位大分トリニータの四方田修平監督で、危険度は★★☆☆☆。昨季から指揮を執り、ビルドアップ意識と構造的守備は整備した一方、第6節RB大宮アルディージャ戦は0-0、第7節北海道コンサドーレ札幌戦は1-1で、勝ち点3を得られない「引き分け地獄」にある。得点パターンの少なさや終盤の逃げ切り失敗を受け、昇格圏・プレーオフ圏入りに必要な勝利を欠く現状をフロントがどう判断するかが焦点だ。
第3位は17位ヴァンフォーレ甲府の渋谷洋樹監督で、危険度は★★★☆☆とされた。昨季から「堅守速攻」と緻密なスカウティングでJ1昇格を狙うが、第6節磐田戦、第7節徳島戦はいずれも0-1の完封負けで、守備ブロックは機能しながらもポジティブトランジションの再現性を欠き前線が孤立している。接戦を落とし続けることで士気低下も懸念され、改善なく連敗が続けば解任論が加速しそうだ。
第2位は15位サガン鳥栖の小菊昭雄監督で危険度★★★★☆、第1位は19位札幌の川井健太監督で★★★★★となった。就任3季目の小菊監督は、2025シーズンにJ1からの1年での復帰を目指して再始動したが、ポゼッションとハイプレスの融合は個の質に依存し、守備連携不足やミスによる失点、高い保持率に見合わない決定力不足が目立つ。2季目の川井監督は昨季の百年構想リーグで7連勝したものの、今季は第7節時点で1勝2分4敗、勝ち点5の19位に沈み、RB大宮戦と栃木シティ戦で各1-4、大分戦で1-1となって6戦未勝利。攻撃的ビルドアップと積極的な位置取りを試す札幌は守備崩壊が深刻で、J1復帰という命題に対して解任の期限が迫っている。
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